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【シェイクスピアグローブ】真横席はどうなのか?「ロミオとジュリエット」を観に行きました。総じて面白かったです。

シェイクスピア・グローブ・シアター

シェイクスピア劇を観ることができるShakespeare's Globe

かつてシェイクスピア本人が活動していた当時の劇場を復元する形でつくられた、野外の円形劇場です。

つまり当時と同じような環境で劇を楽しむことができる!ということで、わくわくです。

入口

野外の円形劇場Globe Theatreでの演目は夏シーズンに行われています。(2021年の場合だと10月30日まで)

冬シーズンの演劇は、 Globe Theatreの隣にある The Sam Wanamaker Playhouseという屋内劇場で行われます。

シアターツアー(50分)は年中開催されているようです。

参照:公式HPより

10月の18時半ともなるともう薄暗いです。

劇場はテムズ川の南側、セント・ポール大聖堂の川向うにあります。

シェイクスピア、下から見るか?横から見るか?

Globe Theatreのチケットを取るときに、一体どこの席で見ればいいのか悩みませんでしたか?

このようにステージを取り囲むように座席が配置され、野外かつ3階建てです。

参照:https://www.lovetheatre.com/venue/globe-theatre/#nav-seating-plan

そりゃぁ正面から観たいけど、その分高いですよねチケット。

かといって少し値段の安くなる横からの席は、果たして見えるのか…?とか。

ヤード席という立ち見のチケットは格安£5で魅力的ですが、2時間立ったままは辛くないかなー、とか、雨が降ったら悲しいなー、とか思ったり。

悩んでいたものの、私がチケットを取る頃には正面席、ヤード席共に売り切れ。

残っていたのは各階の横の席のみだったので、結局「Upper C」(3階の真横)を買いました。

高いところからみたら楽しいかな、と思って。(その分舞台から遠くなることを私はまだ気づいていない…。)

後ほど、真横の席から見える景色を載せておきます。

劇場内

ではいざ入館。

劇場の周りにはドリンクやフードの売店があります。

演劇が始まる前に一杯ひっかけていくお客さんでにぎわっていました。

敷地内の地面にはこの劇場の支援者の名がびっしりと敷かれています。

著名人の石もちらほらあるらしく、黒沢明さんの名もどこかに刻まれているとかいないとか…。

ヤード席からの景色

それではいよいよ劇場内に入場!!

おー!!

これはヤード席(立ち見)から見た景色。

なんと£5で観劇することができます。

雨の時はどうなるのでしょうか…。

とりあえず破格ですし、演者を間近に観ることができるので、即売り切れになる人気チケットです。

3階の真横からの景色

私の席は「UPPER C13」です。

UPPERは3階にあたるので、階段を登って行きます。

これが「UPPER C 13 」から観た景色です。

結構な高さがあります。

肝心の視界は、

「ちょっと、見えないことに少しだけ不満を感じる」程度です。

役者さんたちは舞台いっぱいを使って動くので、見えたり見えなかったり。

ここから見て奥側はもちろん見えるし、手前側は見えません。

ヤード席からの景色と、3階真横席からの景色しか体験していないので何とも言えませんが、

どの席を選ぶのかは個々人の好みと予算ですね、結局。

これは閉幕後の舞台上。

このように、舞台中心が柱に隠れてしまうシーンもあります。

ちなみに席はこのような木製、直角。

座布団を持ってきている人もいました。

座席には屋根が付いていて雨の心配はなさそうですが、野外なのでもちろん寒いです。

防寒対策は必須です。

お土産は開幕前に

お土産ショップは19時半に閉まります。

夜の演目は19時から21時なので、お求めは開園前に。

お土産ショップにはシェイクスピアにまつわるグッズがたくさん並んでいます。

「To be or not to be?」トートバッグや、

後ろからガイコツに目をつけられているだけでなく目が繰り抜かれている為に少し怖い感じがしてしまうシェイクスピア木製オーナメントも。

作品の名シーンがイラストされた靴下、とてもかわいいです。

素直な感想

コテコテの古典劇かと思いきや、かなり現代版に落とし込まれていて驚きました。

なので、大きなドレスを着て…みたいな衣装ではありません。

劇が始まる前にキャスト紹介がされるので聞き逃さぬようお気を付けください(聞き逃した為、序盤が終わるまでロミオが誰なのかわからなかった…)。

英語に関して言えば、私にはセリフの聞き取りがかなり難しく、愕然としてしまいました。

調べてみると劇中のセリフにはシェイクスピア時代の古英語が使われているらしく、きっとそのせいでしょう…(そうであってくれないと心が折れる)。

でも近くに座っていた小学校低学年くらいの子供たち(英語ネイティブ)は最後まで真剣に観ていたので、、どの世代でも楽しめる内容なのでしょうね…きっと。

私には英語が難しかったものの、生の演劇の面白さを感じることができたので、これはこれで面白かったです。

「木造の円形劇場で当時と近い形で鑑賞できるので、一度は足を運んでみてはいかがでしょうか。」

という言葉をここに残したいと思います。

帰路

帰路、「何言っとるかぜんぜん頭に入ってこんかったなー…」と呆然となりながらも、

テムズ川沿いの夜景はとても綺麗だし、

夜のセント・ポール大聖堂はとても幻想的だったので、まぁ良しとしておきます。

持ち物は、
防寒対策と、英語わからなくてもあんまり気にしない図太い心

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