今回の旅のしおり
旅の目的は化石を掘り当てることと、ダードルドアという名所を見に行くこと。
車も国際免許もないので全部電車とバス移動です。
旅程はこんな感じ。
1日目:ダードルドアを見に行こう!の日
08:30 ロンドンウォータールー駅発(電車で3時間の旅)
11:30 ウェイマス駅着
ウェイマスビーチ周辺でランチ、ホテルにチェックイン。
15:00 路線バスに乗りダートルドアへ(路線バスで35分)。2時間ほど滞在。
ウェイマス泊
2日目:化石掘りしよう!の日
08:30 ウェイマスから路線バスでチャーマスビーチへ(路線バスで1時間半の旅)
10:00 チャーマスビーチで化石掘り(化石掘りは3時間ほど没頭)
15:00 ロンドンへ帰るためにアックスミンスター駅へ移動開始(路線バスで1時間の旅)
17:00 アックスミンスター駅発、20時前ロンドン着(電車で3時間の旅)
朝のウェイマス
爽やかな朝を迎えた翌朝。
近くのコーヒーショップでモーニングコーヒーをいただく完璧な朝。Finca。
前日も立ち寄りました。
今日はチャーマスビーチへ化石掘りに行くので、ビーチ前のバス停へ向かいます。
ウェイマスはコンパクトでとても動きやすいです。
朝のビーチは静か。
前日はわいわいにぎわっていたのでそのギャップがエモエモエモーショナルです。
チャーマスビーチへ
今日も路線バス「ジュラシックコースター」にお世話になります。
ウェイマスからチャーマスビーチまで1時間50分のバスの旅にもかかわらず、一人£2だなんて安すぎませんか。得している気分。
乗り方はロンドンバス同様、乗車時にカードで決済できます。
長旅なので、最前列で景色を楽しみながら行きましょう。
二階がオープンになっているバスもあるようですが、当たりませんでした。
実は今回メイクポーチを全忘れして落胆したわけですが、まぁいっかということで、日焼け止めだけ現地調達しました。
BootsのSoltan、安いわりに白浮きしにくくて塗りやすいので、急に必要な時には助かります。
日本のアネッサが肌に合わない私でもこれは使えます。
ずっと海沿いを走るかと思いきやそんなことはなく、のどかな野の中を突き進みます。
たまに海が見えたり。
牛を見たり。
いくつかの集落を通ったり。
丘の上に何かが建っていたり。
海も見えてきました。
羊も。
道中は癒し効果高そうな風景を見ながらのリラクゼーション・バス。
リラクゼーションヒーリングビュー。
ほげーーーっとしてたら2時間経ってました。
チャーマスビーチで化石掘り
チャーマスビーチ・ヘリテージセンターへの最寄りのバス停St Andrews Churchはこんなところ。
「え、行ける??」と不安になるくらい普通の道端で降りることになるのですが、大丈夫、合ってます。
ここから10分くらい歩くとチャーマス・ヘリテージ・コーストセンター(Charmouth Heritage Coast Centre)にたどり着きます。
営業日は毎日10:30~16:30まで。
ヘリテッジセンターで化石についてちょっとは勉強してから化石掘りをはじめようと思っていたのですが、いざ海岸を目の前にするともう早く掘りたくて掘りたくて。
この日は快晴の連休とあって、たくさんの人がホリホリしてました。
持ってきた装備は軍手と、いつかアンティークマーケットで買ったトッフィーハンマー(硬いキャラメル菓子を割り砕くためのハンマー)。
「化石掘り夢だったんです!」という割にはこの日のためだけにハンマーを買うのをためらったケチな性分であります。
しかしこのトッフィーハンマーがとんでもない貢献をするとはこの時はまだ知らない。
海岸にはころころ丸みのある石ころと、
地層むき出しのグレーっぽい層状の崖。
この地層を掘り崩すのはNGだそうで、落ちてしまった石をたたき割って化石を探していきます。
実は、金槌もトッフィーハンマーも持ってきてないよって人でも大丈夫です。
とがった石でうまくたたけば石ころは割れます。
仙人がちょいとツボをつくと骨が砕けるみたく、うまく石ころのツボを叩くとこれくらいの厚さの石なら割ることができます。
軍手はあった方がいいと思いました。
石でがんがん叩けるし、手が汚れません。
更にいえば、たたき割れなくても大丈夫!
割らなくても、石ころをひっくり返せばアンモナイトを発見できます!!!
私が見つけました。
ちびちびですが、探すのがとっても楽しいです。
もう少し大きな化石を狙うべく、海岸の奥の方へと場所を移動しました。
こういうグレーの石、化石が入ってそうな色ですよね。
崖から崩れ落ちてしまった石ころをトッフィーハンマーでたたき割っていきます。
この石をたたく作業にハマってしまって、アンモナイトを見つけられるかどうかではなくいかに少ない手数でスマートに石を割れるかってことに熱中。
最近ありますか、石をたたき割り続けたこと?
ないですよね、みんな忙しいもの。
そんな大人の皆さまにおすすめしたい原始的すぎてむしろ最新のメディテーション。
もくもくと、もくもくと…。
没頭していると、ついに出ました。
でたーーー!!
快感
これはトッフィーハンマーで割りました。
こんなにトッフィーハンマーが役に立つ日が来るとは…!!!
思えば殻の閉じ切ったピスタチオを割るとき、、、夫の作ったタイの塩釜焼を割るとき、、、そしてジュラシックコーストでアンモナイトの化石を発掘するとき、、、こんなに使えるなんて。。
奥さん、一家に一台トッフィーハンマー、いかがですか。
そんなこんなで石と向き合い続けること3時間(私は途中寝っ転がって昼寝した)。
ド満潮の時間帯にかぶってしまったんですが、海に沈むことなく楽しめました。
満足したのでヘリテージセンターに立ち寄って帰りました。
そこお土産ショップに立派なアンモナイトの化石がごろごろと置いてあるので、掘り出す前に見なくてよかったです。
ミニミニアンモナイトたちのありがたみが抹殺されてしまうので、お土産ショップの写真は載せないでおきます。
↑このリール作るのに2時間以上かかったよ!泣
のほほん素敵なティールーム
バス停近くの素敵なティールームで休憩。
もともと銀行だった場所そうで、その名も「Bank House Cafe」。
ここのスコーンとケーキがとっても美味しくて、こんなケーキを焼ける女将になりたいと思いました。
Axminster駅からロンドンへ
駅前に無人牛乳屋さんがあったので買いました。
「シェイク」というメニュー名なのでてっきりマックシェイクとかのアイスクリーム系だと思って買ったんですが、イチゴミルクでした、そうだった、シェイクはシェイクじゃなかった…。
イチゴミルクとして、フレッシュでとてもおいしかったです。
生卵も買っておきました。
家に帰って目玉焼きにしたらとっっても美味しかったです。
というわけで、ここから電車で3時間くらいでロンドンへと戻ります。
ジュラシックコースト、車無しでも行けたし、ド満潮の時間帯にかぶってもアンモナイトを見つけられたし、楽しい旅となりました。
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